今回はFX（外国為替証拠金取引）を始めるにあたっての第一歩であるFX会社の紹介です。
FX（外国為替証拠金取引）とは
FXは取引額の一部に相当する証拠金があれば外国為替の取引が出来ます。また、FXの場合は最大レバレッジが２５倍なので現在のドルのレートが130円と仮定すると130÷25=5.2となり、１万通貨単位の取引であれば先ほどの5.2に１万をかけて５万２千円あれば取引が出来ます。ただし、先ほどの計算はあくまでも取引出来る最低証拠金となるので、相場の変動も加味してそれ以上の金額を証拠金として入金しておいた方が良いです。個人的には取引額にもよりますが、１万通貨で取引する際は最低でも10万円は証拠金として入金した方が良いです。
FXのメリットとデメリット
メリット
少ない資金で大きく稼ぐ事が可能
FXのメリットは少ない資金で大きく稼ぐことが可能です。レバレッジを最大25倍までかけられるのでこの事で少ない金額で取引が出来ます。
取引手数料が安い
取引通貨ペアにもよりますが、流通量が大きいペア程手数料が安い傾向があります。ここでの取引手数料は取引決済時にかかるスプレッドを指します。スプレッドはドル円を例に挙げるとほとんどのFX会社で0.2銭に設定されています。ただし、取引FX会社によっては日本時間の早朝などではこのスプレッドが広がって2.0銭になったりする場合もあるのでスプレッドは常に固定ではないというところは注意が必要です。
この真ん中の赤丸がスプレッドです。
平日であればほぼ２４時間取引可能
株式取引は朝９時から15時までと時間が決められています。11時半から12時半まで取引が出来ないので実質1日５時間しか取引出来ません。FXであれば深夜、早朝であっても取引が出来ます。そのため、自分の生活に合わせて取引しやすいです。
相場が上げ相場でも下げ相場でも利益が狙える
株取引では基本的には買いポジションから出ないと利益は狙えません。（信用取引口座を作れば下落相場でも売りポジションから利益を狙えます）FXであれば上げ相場では買いポジションから利益を狙え、下げ相場では売りポジションから利益を狙えます。
スワップポイントで毎日少額のお金が入る
スワップポイントはペアにする通貨間の金利差によって発生するものです。毎日発生し、土日ははいりませんが水曜日か木曜日（曜日は取引FX会社によって違うみたいです）に3日分入ります。また、発生するスワップポイントの金額は取引FX会社によって違います。DMMFXは2022年8月2日時点でドル円の買いスワップは80円、GMOクリックFXネオは79円、LINE FXは83円です。
取引の決済期限がない
株で言う信用取引のようにレバレッジをかけて取引が出来ますが、信用取引のような決済期限はありません。ポジションを持ち続ける事が出来ます。
世界情勢や経済に興味が持てる
FXの取引に関してチャートだけ見て取引している人はあまり興味が無いかもしれませんが、私の場合はチャートだけ見て利益は出せないので、世界情勢や経済ニュースから情報を取る様にしています。最初は見たり聞いたりしてもなんのこっちゃと思ってましたが、毎日見聞きするとパズルの様に繋がって理解度が深まっていきます。興味が持てる様になると楽しくなってくるので、好奇心のある人にとってはメリットになると思います。
デメリット
損失が大きくなりやすい
レバレッジをかけて取引するので、自分の持っているポジションの逆に相場が動くと損失が大きくなりやすい傾向があります。資金管理をしっかりしないと気がついたらロスカットされて証拠金が減っていたり、想定外の急激な上昇や下落によりロスカットが間に合わず預けた証拠金以上に損失が出る場合もあります。自分が思っていた相場と逆に進んだ場合の事も考えて取引しないといけません。
FX取引での注意点
FX取引は資金管理が重要です。まずは生活費以外の余裕資金から捻出して取引しましょう。１発当ててやるという感覚でやると１発で無くなるリスクがあるのがFXです。全部無くなってしまっても良い証拠金の中で取引して慣れていき、ニュースや経済情報、世界情勢に対してアンテナをはりながら取引を進めると良いです。
オススメFX会社
メリット
スプレッド以外の取引手数料が全て無料
出金や入金手数が無料で頻繁に金額を移動しても０円なのはとても魅力的です。
口座維持手数料もかからないので万が一取引しなくなった場合でもお金が減ることはありません。
FXは頻繁に取引する傾向があるので手数料が掛からないことは非常に助かります。
スプレッドが狭い
ドル円で0.2銭なので１万通貨を例にあげると20円が手数料として掛かりますが、取引コストを抑えてFX取引できます。
経済指標とニュースが無料で見れる
アプリ上で確認できるので便利。経済指標は３段階で重要度が表示されているので発表時間前や後は相場が大きく動きやすいので積極的に活用した方が良いです。
各通貨ごとのチャートがすぐ見れる
上にチャートが出て、下で通貨を選択すればすぐに上に出てくるから見やすい。
他の通貨の状況や変化を見たい場合にストレス無く見れる点は嬉しい。
デメリット
取引単位が1万通貨から
1万通貨から取引が可能です。急激な相場変更やロスカットに備えて比較的安全に取引しようと思うと１万通貨あたり10万円は証拠金として入金した方が良いです。
人気のあるトルコリラの取引が出来ない
スワップ狙いで人気のトルコリラの取引が出来ません。ただトルコリラの場合、通貨の下落により得られたスワップ以上の損失が出やすいのもトルコリラです。僕はトルコリラで過去にロスカットを食らった事があるのでトルコリラに関しては個人的には取引できなくても良いと思います。
FXでよくある失敗談
スワップ狙いで大損！
トルコリラを取引して日々のスワップで5,000円貯まっても、為替の含み損を見るとその５倍以上の25,000円損が出ている。こんな事が平気で起きるのがトルコリラです。大人しくドル円やユーロ円で取引した方が得られる情報も多いので取引しやすいです。
重要経済指標発表後のトレードで往復ビンタ！
経済指標発表前にスマホにかじりついて、結果発表後市場予測より良い結果が出たからハイレバレッジでインして上がったと思ったら、ズドンと下がって『いやいや上がるでしょ！』と感情的になって追加でポジション追加してナンピンしても下がり続けてもうダメだと思って全決済。『下がるなら売りポジションで取り戻す！！』って急に言い出してポジションを変えたら爆上げして往復ビンタで大損。さらに憔悴。しばらくFX取引をやめる。
朝起きたらびっくりロスカット！
起きたら持っているはずのポジションが無くなっていて、口座の純資産を見たら3,800円とかになっていた。
スキャルピングでコツコツ稼ぐも、欲を出してハイレバレッジでドカンと大損！
スキャルピングで5,000円ぐらいを２時間ぐらいかけて稼ぐも、『ちょっと調子がいいかも』とか急に言い出してハイレバレッジで取引して10分後にマイナスへ。
お恥ずかしいですが、こんなネットに転がっているようなあるある失敗を全て僕は経験しました。
失敗から学びへ
資金管理
これは個人的に1番重要にしています。ポジションは取りすぎないようにしています。思惑と逆にいった場合に資金が耐えれなくなり、自分のメンタルも耐えれなくなって損切りせざる負えない状況になる可能性があるからです。
損切りラインの設定
基本的に損切り自体をしたくない方なので今はポジション自体あまり持っていませんが、『ここまで下がったらもう売る』というラインは決めます。資金の状況とチャートの形や、ニュースや経済市況の数値、国際情勢の雰囲気で決めて自分に納得させます。
感情的にならない
ポジションが大きくなると感情的になる傾向があるのでポジションは抑えています。また、損しても勉強代と割り切るようにして、損した場合はどうして損を出してしまったかを検証しています。
自分の判断に納得する
『頭と尻尾はくれてやれ』と良く言いますが、一番高いところで売りたいし、一番安い所で買いたいというのは今でも変わりません。昔と今と違うところは『こだわらない』事です。結果は誰にも分かりません。昔は変にこだわって余計に欲を出して損をしていたような気がします。今はその時決めた判断が今自分が出来る最良判断だと思うようにしています。利食いで3万円儲かって１週間後待てば結果的に6万円儲かっていたという状況だった場合、当時の自分の判断と起きた結果の差は何だったのかを考えるようにします。それの積み重ねで『頭にも尻尾にも近づける』のではないかと思っています。
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